京都府向日市のひらいクリニックで乳がん検診

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乳がん検診Breast cancer screening

女性で癌に罹患している人の約20%を乳がんが占めています。30代から60代の方が罹患しやすく、乳がんによる死亡率が増加傾向にあるにも関わらず、検診の受診率が約30%と低く、無関心な方が多いのが現状です。

乳がんについて

乳がんについて

乳がんとは、乳腺にできる悪性腫瘍で、「非浸潤がん」と「浸潤がん」の2つに分けられます。転移を起こさず、乳管や小葉の中で癌が留まっているものを非浸潤がん、乳管や小葉の中に留まらず血管やリンパ管へ転移するものを浸潤がんといいます。浸潤がんが転移すると、リンパ節や骨、臓器に及ぶ病気です。

症状は?

全身症状はありませんが、乳房のしこりや、乳頭から血液の混じった分泌液がでることがあります。他にも、ただれたり、皮膚のくぼみやひきつる感覚など、様々な症状があります。少しでも異常を感じることがあれば、一度ご相談ください。

原因は?

女性ホルモンのエストロゲンの分泌期間が長いと発症するリスクが高くなるといわれています。

エストロゲンに
関係したリスク因子

  • 1エストロゲンが多い方
  • 2初経年齢が低く閉経年齢が
    遅い方
  • 3出産・授乳経験がない
  • 4初産年齢が遅い

生活習慣などのリスク因子

  • 1飲酒
  • 2肥満
  • 3喫煙
  • 4運動不足
  • 5血縁者の中に乳がんの既往が
    ある方

乳がんの検査方法は?

乳がん検査には、超音波検査とマンモグラフィ検査があります。視触診にそれらを組み合わせることで検査を行います。

超音波検査

超音波検査

X線を使用しないため、被曝の心配がなく、機械を胸に当てることで検査できるため痛みもありません。乳腺は白く、病変は黒く映し出されることから、乳腺が発達している20代~30代の方でも病変が識別しやすい検査方法です。

マンモグラフィ

マンモグラフィ(基幹病院で予約)

乳房を板で挟み込み撮影します。石灰化した腫瘍(早期の乳がん)を発見することができる、非常に感度の高い検査方法です。しかし、乳がんと乳腺は同じように白く写るため、乳腺が多い若い女性にはあまり適さない検査です。

乳がん検診の頻度は?

基本的には、最低1年に1度受診していただきます。近親者に、乳がんの既往のある方に関しては、超音波検査とマンモグラフィの両方を年に1回検査されることをおすすめしています。
早期発見のためには、定期検診に加え日頃から自己検診を行うことで、予防していくことが重要です。