性感染症は血液感染や性行為により感染が起こります。症状がないことが多くありますが、感染症を放置しておくと不妊の原因になることもありますので、症状がない場合でも定期的に検査を行うべきです。症状がある方はもちろん、一度感染症になったことがある方、複数のパートナーがいる方なども検査をされることをおすすめします。
性感染症の種類
| クラミジア感染症 | 最も多い性感染症で、5人に4人が自覚症状がありませんが、不妊に繋がる感染症です。知らないうちにパートナーに感染する可能性があるため、おりものの変化や排尿痛、排尿時の違和感がある場合には一度ご相談ください。 | 
|---|---|
| ヘルペス | 一度感染するとウイルスが体内に潜んで、抵抗力が落ちたときに再発することがあります。感染により性器に腫れや痛み、かゆみなどの症状が起こります。 | 
| トリコモナス膣炎 | 膣トリコモナスという原虫により生じる膣感染症で、緑色や黄色の生臭い匂いのあるおりものがみられ、かゆみを伴うことがあります。 | 
| カンジダ膣炎 | 常在菌の一種ですが、体調が悪いときなど抵抗力が落ちたときに炎症がおこります。かゆみがでたり、おりものの量が増えるなどの症状がでます。 | 
| 尖圭コンジローム | かゆみや痛みを感じることもありますが、ほとんどの方に自覚症状がなく、性器や肛門のまわりにイボを認めます。 | 
| 梅毒 | 自覚症状がなく、治療しないと進行していく病気です。初期段階では感染箇所の症状から始まり、後期に至ると臓器や神経、血管に症状が及ぶこともあり、胎児に感染すると流産や死亡の原因になることがあります。 | 
| 淋病 | 男性の場合は膿が出て排尿回数の増加や排尿痛があり、精巣上体炎や不妊症に繋がることがあります。女性の場合には、無症状も多く、尿道炎から痛みや膿がでることもあり、悪化すると子宮内膜炎などを引き起こす可能性があります。 | 
自覚症状のチェック
 
				トリコモナス膣炎、カンジダ膣炎、
淋病などを疑う症状
- 1黄色~緑のおりものが増えた
- 2おりものに悪臭がある
- 3外陰部がただれている
- 4性交時に痛みを感じたことがある
- 5白色のボロボロとしたおりものがある
- 6外陰部にかゆみや痛みを感じることがある
- 7排尿時に痛みを感じることがある
性器ヘルペス、梅毒、
尖圭コンジローム、毛じらみ症、
疥癬などを疑う症状
- 1外陰部に激しいかゆみがある
- 2外陰部に水泡ができた
- 3外陰部に白っぽいイボができた
- 4外陰部に激しい痛みを伴うできものが
 できた
- 5外陰部に固いしこりがある
クラミジア感染症などを疑う症状
- 1黄色いおりものが増えたが、それ以外の症状がない
性病治療について
 
					治療方法は?
抗生剤などを使用し、症状や病気に合わせて治療を行うことで治ります。
 
					通院頻度は?
毎日通院する必要はありませんが、1週間毎で数回通院していただくことになります。ほとんどの場合が約2週間の通院で治療が終了します。
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